ハードサイダーを醸造する、発酵バル併設の宿
Hostel&Bar CAMOSIBA
秋田県横手市/相部屋¥3,200〜、個室¥9,000〜
Hostel&Bar CAMOSIBA
秋田県横手市/相部屋¥3,200〜、個室¥9,000〜
発酵文化が根付く、秋田県横手市。このまちで、発酵メニューに特化したバル併設のゲストハウスが2017年4月より営まれています。オーナーは約100年続く糀(こうじ)屋の娘、阿部 円香さんです。
2棟の建物から構成され、道路に面した蔵を改装したのがバル、奥に宿泊棟があります。冬になると豪雪対策としてバルの正面を鉄板で覆い“冬囲い”していますが、暖かい季節になると、賑わう光が漏れるガラス戸に様変わりします。カウンター席には、横手市の特産品であるリンゴを育てる農家さんたちの姿も。
バルのメニューには「塩糀の白麻婆」 や「クリームチーズの味噌漬け with 名人のいぶりがっこ」など、阿部さんの実家でつくられた糀や味噌を用いた発酵フードがずらり。お酒にもこだわっていて、地酒や地元の果物を漬けた果実酒なども提供しています。朝食まで発酵尽くしで、染み渡る美味しさでした。
発酵バルがあるだけでも珍しいのですが、さらに特筆すべきは、2020年3月からオリジナルのハードサイダー(リンゴ酒)を醸造して販売していること。1カ月ほどアメリカのオレゴン州にある醸造所で研修を受けたのち、横手市のリンゴを用いたハードサイダー「OK,ADAM(オーケー、アダム)」をつくったのだそう。私もいただきましたが、クラフトビールのような苦味と酸味まで楽しめる味わいでした!
阿部さんは「秋田県をハードサイダーが飲める地として、いろんな人たちと一緒に盛り上げていきたい」と話します。 宿からほど近くにある蔵付き物件の1階を活用して醸造所にしており、将来的には2〜3階をCAMOSIBAの離れとして連動させる予定なのだそう。今後の展開も楽しみですね。
DATA/基本データ
- Name
- Hostel&Bar CAMOSIBA
- Address
- 〒019-0525
秋田県横手市十文字町曙町7-3 - Access
- JR「十文字駅」から徒歩3分
- Price
- 相部屋¥3,200〜、個室¥9,000〜
- WEB
- http://camosiba.com/