「チョコモナカジャンボ」は日本を代表する“おもてなしアイス”!? ゲストハウス3軒の検証結果をご紹介

日本で一番売れているアイスは何か、知っていますか？
関ジャニのCMでお馴染みの「チョコモナカジャンボ（森永製菓）」です。

年間1億8000万個以上、0.17秒に1個のペースで売れている人気商品。東洋経済オンラインで紹介された2019年の売れ筋ランキングでは、2位と倍以上の大差をつけてトップに輝いています。

1972年の発売以来、ロングセラーを誇るチョコモナカジャンボの最大の魅力は、チョコとモナカの“パリパリ感”。私たちは何気なく食べていますが、独自で開発したチョコのコーティング技術や日本気象協会と連携した需要予測を導入し、作り置きせず製造から5日程度で出荷するなど、几帳面なまでに鮮度にこだわり抜いた逸品。販売は国内限定。まさに日本でしか味わえない、日本らしいアイスです。

チョコモナカジャンボは、将来的に日本を代表する“おもてなしアイス”になるのでは…？

その思いのもと、2018年9月より森永製菓株式会社さんとゲストハウス品川宿をはじめ多数の宿の運営に携わる株式会社宿場JAPANさんとの共同企画「外国人観光客を“日本のアイス”でおもてなし」がスタートしました。当初はインバウンドを対象に実施されていましたが、現在はコロナショックを勘案し、将来のおもてなしに向けた準備期間としてマイクロツーリズムに対象を広げ、企画が継続されています。

チョコモナカジャンボは本当に“おもてなしアイス”と言えるのか？ その検証結果として、コロナショック前にインバウンド向けに実施されていたゲストハウス3軒の宿オーナー＆ゲストの感想をご紹介します。記事を介して旅気分を味わい、マイクロツーリズムの参考にしつつ、将来のおもてなしの心支度をぜひ。

パッケージにも「パリパリッ！」の文字。バニラのコクにこだわった姉妹商品「バニラモナカジャンボ」も人気です。

Case1. ゲストハウス品川宿｜東京・品川

オーナー 渡邊 崇志さん
うちではチェックイン時に「チョコモナカジャンボという日本で人気のアイスを無料で振る舞っているので良かったら食べてくださいね」とご案内し、コモンルームの冷蔵庫に張り紙をしています。パリパリ感のこだわりについて解説すると驚いてくださるゲストが多く、会話のきっかけになっています。チョコモナカジャンボを目的の1つにコモンルームに顔を出してくださる方や、なかにはリピーターになってくださった方もいたので、僕たちにとっても嬉しいおもてなしツールになっていますね。

Case2. ゲストハウス蔵（KURA）｜長野・須坂

オーナー 山上 万里奈さん
私から紹介するより先に「食べたことある！ 日本のアイスの中でこれが一番好き！」という海外ゲストが意外と多くて驚きました。“パリパリ”って言葉の響きも楽しいみたいです。食べる前にはいつもチョコモナカジャンボの製造秘話を紹介した英語の動画「Paripari ５Days」をみんなで観るのですが、興味津々で見入っているゲストが多いですね。チョコモナカジャンボがゲストとの交流に一役買ってくれることが多く、ゲストハウスにとっても非常にありがたい存在です。

Case3. ゲストハウス萬家（MAYA）｜兵庫・神戸

オーナー 朴 徹雄さん
僕は韓国出身なのですが、チョコモナカジャンボを知るまで、モナカアイスは湿気って当たり前だと思っていました。韓国にも“パリパリ”と同じ意味の言葉はあるのですが、こんなにパリパリした食感が楽しめるモナカアイスは存在してなかったですね！

マネージャー 今津 歩さん
新型コロナウイルスが収束したら、クーラーボックスにチョコモナカジャンボを入れて、ゲストと一緒に摩耶山の上でアイスを食べる夜景ツアーなども実施できたらいいなと思っています。

企画実施における“もてなす側”と“もてなされる側”の感想はいかがでしたか？ コンビニやスーパーで気軽に購入できるチョコモナカジャンボが、これほどまでに世界各地の人々を魅了するおもてなしツールになるとは、まさに灯台下暗しでしたよね。日本を代表するアイスをきっかけに、各自の母国の文化を紹介しあったり、日本らしさに気付かされたり、さまざまな良い効果が生まれているようでした。

国籍を超えて肩を並べて談笑し、美味しいものをシェアして一緒に楽しい思い出をつくっていける世界がいつか再び訪れることを、心から願っています。