中庭に眼鏡屋!? ちゃぶだいを囲む、築100年以上の長屋の宿
ちゃぶだい Guesthouse Cafe&Bar
埼玉県川越市/相部屋¥3,400〜、個室¥6,500〜
ちゃぶだい Guesthouse Cafe&Bar
埼玉県川越市/相部屋¥3,400〜、個室¥6,500〜
まず驚いたのは、東京と川越の近さ。池袋駅から電車で約30分で “小江戸”と称される蔵造りのまち並みが広がる川越に到着しました。この利便性から、年間観光客数は770万人を超えつつも、ほとんどが日帰りなのだそう。そこで、川越の魅力をもっと伝えようと、2018年11月に開かれたのがちゃぶだいです。
共同代表として、西村 拓也さんが現場と企画、戎谷 美野里さんが女将、田中 明裕さんが建築デザインという役割のもと運営されています。私は西村さんとは開業以前から知り合いだったので、個人的なちゃぶだいの感想は「友だちの家に遊びに行ったら予想外にかっこよくて居心地が良過ぎた!の感じ」でした。
築100年以上の立派な長屋をリノベーションし、木製の電話ボックスや箱階段を生かすなど、昔の味わいを丁寧にリユース。それも見どころですが、さらに特筆したいのは、中庭の小屋を用いて眼鏡屋の工房兼ショップ「澤口眼鏡舎」が開かれていること。いろんな併設パターンがあるけど、眼鏡屋は珍しい!
他にも、川越や埼玉県内をはじめとするちゃぶだいと縁ある店主たちが館内各所に出店するマーケット「ちゃぶだい百貨店」や、裏庭のウッドデッキを用いた朝ヨガや天体観測など、川越の暮らしを感じるようなイベントも多数開催しています。
もともと円卓である“ちゃぶだい”は、上座や下座がない団欒の象徴として生まれたそうなのですが、旅人だけでなく地域の人たちとも世代や業種を超えてチームのような関係性を築いているちゃぶだいメンバーの姿を見て、まさにぴったりの宿名だなぁと思いました。
DATA/基本データ
- Name
- ちゃぶだい Guesthouse Cafe&Bar
- Address
- 〒350-0054
埼玉県川越市三久保町1-14 - Access
- 西武新宿線「本川越駅」より徒歩13分
- Price
- 相部屋¥3,400〜、個室¥6,500〜
- WEB
- https://chabudai-kawagoe.com/