ちゃぶだい×いつき屋の「オンライン人力車」を体験しました|埼玉
新型コロナウイルスの感染防止に伴う営業自粛・自宅待機の期間でも、埼玉県川越市の魅力に触れる楽しいひとときを届けたい! そんな思いから「ちゃぶだい Guesthouse Cafe&Bar」さんと「川越 人力車 いつき屋」さんによる協同企画「オンライン人力車」が開催されました。
ちゃぶだいの共同代表の1人・西村 拓也さんがビデオ通話をオンにして人力車に乗り込み、「げんちゃん」の愛称で親しまれる俥夫・高田 玄さんが人力車を引き、川越の街をめぐります。蜜を避けてマスクを完備し、ちゃぶだいから始まり、ちゃぶだいで終わる、川越の見どころをぐるっとめぐるコース。
初日となる5月2日(土)13:00開始の回にFootPrintsだりも参加しました。
その体験レポートを綴らせていただきます!
予約と準備
開催日が確定すると、ちゃぶだいFacebookといつき屋Facebookで同時にイベントページが立ち上がります。「参加予定」のボタンを押し、げんさんから申し込み完了のメッセージが返ってきたら予約完了。定員4名ですが、今回は希望者が多かったので2組に分けて対応してくださったそう!
並行して、専用フォームを入力。参加の理由を綴る項目や川越で行きたいところを選択する項目があり、参加者全員から寄せられた回答をもとに当日のコースを組んでくれます。
その後、当日使用するビデオ通話のツール・Zoomの起動チェックを兼ねて、げんさんと事前のオンラインご挨拶。簡単な自己紹介をして、PayPayで1人1,000円のお支払いも先に済ませます。銀行振込やPayPalなど他の支払い手段も気軽に応じてくださるので、PayPayはやってないという方もご安心を。
当日の午前中に、オリジナルコースが描かれたPDFデータが送られてきます。この地図を手元に置けば、準備はバッチリ。このイラストは川越在住のチョークアーティスト「29mokoチョークアート」さんに描いてもらったそうです。各所に添えられたキャラクターの絵がかわいい。
オンライン人力車で川越めぐり
13:00になり「オンライン人力車」の開幕です!
出発前に、オンライン越しにちゃぶだいのラウンジに集い、参加者みんなで「はじめまして」のご挨拶。事前に伝えていた情報をもとに、げんさんが他己紹介を添えて会話を先導してくれます。
今回は、埼玉在住のご家族や東京在住の方、そして和歌山在住の私など、各地から参加。雲ひとつない川越の青空のなか、みんなを乗せて「オンライン人力車」は軽快なスピードで走り出しました。
コース地図には参加者の希望をもとにセレクトされた5カ所のスポットが明記されていますが、案内はそれだけにとどまりません。クリームソーダが名物のレトロな喫茶店や江戸時代から続く醤油蔵など、道中にある川越の見どころに、歴史・プチ情報などを添えて随時紹介してくれます。
めぐった場所を全部写真で明かすとネタバレし過ぎちゃうので、ここでは一部だけご紹介。続きはぜひ、その目で体験してみてくださいね。画面の揺れをほとんど感じさせない、人力車の抜群の安定感にも驚くはず。マスク姿で人力車を引きつつ会話しているのに、呼吸が乱れないのもすごい…!
冒頭の自己紹介タイムと最後のアフタートークを含め、全体の所要時間は約1時間弱でした。
参加者の方からは「いつか行こうと思えるお店をたくさん知ることができて良かったです。どんなときでも川越の魅力をしっかり発信して、地域に貢献していてすごいなぁ」や「予想以上に面白かった。今のシーズンならではの綺麗な街並みを見ることができたのも良かった」といった感想があがりました。小学生の女の子からは「楽しかったから、今度は本物の人力車に乗ってみたい!」といった素敵な感想も。
個人的には、人力車の移動中にげんさんが適宜「○○さんは、コーヒーはお好きですか?」や「このお店、□□さんが見たいっておっしゃってたところですよね」などと参加者の名前を呼んで話題を振ってくださるのが、特にありがたかったです。初対面同士のオンラインだと、どのタイミングで話していいか結構迷いがちなので(おかげで、他の参加者のお名前も覚えやすかった!)
最後はみんなで「またね〜!」と手を振って、今回の「オンライン人力車」は幕を閉じました。
ちゃぶだいさん・いつき屋さんも通常の営業を自粛し、大変な思いで日々過ごされているなか、川越の魅力に触れる機会をつくってくださり、本当にありがとうございました。
今回好評だったことから今後も週1〜2回の頻度で企画を継続していく予定だそう。参加してみたい方は、Facebookで情報を追ってみてくださいね! ここに記載している情報はあくまでも今回に関するものなので、参加費や開始時刻などの詳細は、最新情報をご確認くださいませ。
「オンライン人力車」を通じて “いつか行きたい場所との繋がり”を持ち続けながら、ちゃぶだいに宿泊して本物の人力車に乗って川越観光ができる日が一刻も早く訪れることを心から願っています。